今回は「最速で上手になり、スコアを上げる方法」について考察していきたいと思います。
ゴルフの腕を上げるためには色々なアプローチがあります。
ひたすら素振りをしたり打ちっぱなしに行ったり、スクールに通ったりと、本当に様々なトレーニング方法があります。
その中でも特によく言われているのは、
「ゴルフで上手になりたいのであれば、初心者の頃からレッスンプロに、習うのが上達への最短ルート」だということです。
僕は個人的にはこの考え方には賛成です。
ただ、プロのレッスンそれぞれに異なる特徴やスタイルがあり、人によってはメリット・デメリットもあります。なので参考までに、これまで僕自身が、今まで受けてきたプロのレッスンについていくつか事例を紹介したいと思います。
レッスンプロの種類
一口に「ゴルフスクール」と言っても、実は3つの種類に分かれます。
割合的に多いのが、
- ゴルフスクールに通う
- マンツーマンレッスン
- ラウンドレッスン
一口に「プロにレッスンを受ける」と言っても、それぞれのスタイル毎にトレーニングのやり方も違ってきます。
なので、もしプロのレッスンに興味があるなら「自分が今、どの辺りのレベルに居るのか?」を、ちゃんと確認してからレッスンを受けた方が、無駄なくスムーズに上達できるでしょう。
それぞれのスタイルについてもう少し、詳しく解説していきますね。
ゴルフスクールに通う
スクールにも種類があり3つほどあります。
- ゴルフ練習場が主宰するスクール
- ゴルフクラブ屋が主宰するスクール
- レッスンプロが経営するインドア・スクール
という感じで、その他にも色々あり、細かく上げるとキリがありません。
ゴルフスクールは主に、ゴルフの練習場やゴルフクラブを販売している店舗などが、レッスンプロを雇ってレッスンを行ったり、プロを紹介して仲介していることが多いです。
1人のプロに対して3〜5人ほどの練習生を集めて、同時にレクチャーを行う「グループレッスン」というのもあります。
グループレッスンは初心者が友達同士で、ワイワイ楽しみながらやるには最適と言えます。
が、レッスンプロが自分一人にかけてくれる時間は必然的に少なくなるので、上達スピードはそこそこという感じです。
楽しさで言えば一番だと思いますけどね。
本気で上達するには、プロからみっちりとマンツーマンで指導できる、プライベートレッスンがオススメです。
まずはグループレッスンのメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。
ゴルフスクールの、メリット・デメリット
- メリット
安いセット金額でみんなとワイワイ楽しみながらレッスンが出来る。
友達とお互いのスイングを見合ったり、飛距離を比べたりして楽しみながらのゴルフ練習は楽しいと思います。
僕の友達にも最近ゴルフをやり始めた人がいて、最初はゴルフの楽しさを実感するのが優先なのでグループレッスンを紹介しました。
一番のメリットは楽しさですね。
- デメリット
一言でいえば、コスパが悪い。
生徒一人一人に対してのサポート時間が短いので、コストパフォーマンスを考えると効率が悪いです。
そして、ほとんどの場合はカリキュラムが決まっており、レッスンはパターン化しているので、一人ひとりのレベルに合わせた個別具体的な指導は期待できないといえます。
楽しいのは間違いないのですが、上達のためのレッスンとしては効率は良くないと言うのが私の実感です。
次に、マンツーマンレッスンのメリットとデメリットを紹介します。
マンツーマンレッスンのメリットデメリット
- メリット
上達スピードが圧倒的に早い。
マンツーマンレッスンは文字通り「1対1」でスタンスからグリップからスイングまで、みっちりと教えてもらうことができます。
1回60分から90分(人によって異なる)の間ずっと、プロを自分専属として拘束できるので、自分の悩みや不安を解消しながらレッスンを受けることが可能です。
カリキュラムも自分仕様に作成してくれるので、基礎からしっかりと技術を身に着けていくことが出来ます。
なので、複数人で同時に参加するスクールと比べ上達スピードが格段に違います。
中〜上級者はもちろん、初心者の方でも一刻も早く上達したいという意気込みがあったり、もしくはお金と時間に余裕があるのであれば、週1回はマンツーレッスンを受けのがオススメです。
- デメリット
1レッスンあたりの費用が高い。
グループレッスンにとは違い、レッスンプロを1人で独占してみっちり指導を受けるので、それなりにレッスン単価は高くなります。
そして、レッスンプロの腕もピンきりなので下手な人に当たると上達できない上に、お金も失って悲惨なことになります。レッスンプロのレベルや教え方が、自分にマッチしているかをしっかり見極める必要があります。
余談ですが、ゴルフ歴15年以上の僕もスコアが悪くなったり、球質が変わってしまった時などは、マンツーマンでレッスンプロのお世話になっています。
知らず知らずのうちについてしまった、変なクセやスイングの歪みを修正してもらいスイングをアップデートしています。プロゴルファーでも専属のコーチをつけてみっちりレッスンを行っているので、我々素人が上達を目指すのであれば絶対に個別指導がオススメです。
つい最近も、個別レッスンを受けてスイングの調整をしましたが、やっぱりちゃんとしたプロからレッスンを受けるのは大切だと改めてと思いました。今現在は、2週間に1度、レッスンを受けています。
次は『ラウンドレッスン』についてです。
ラウンドレッスン
レッスンプロに教わった結果は最終的に、ラウンドでスコアとして現れます。
「上手くなったかも!」という感覚ではなく、明確な数字として出てくるということです。
練習場でプロからレッスンを受けて、バシバシ打ち込みまくったとしても、コースで実際に成果が出るとは限りません。
なぜなら、練習場で教わるゴルフスイングは、いつも真っ平の場所で行うからです。実際にコースに行けば、平坦な場所で打てるチャンスはほとんどありません。
左足下がり、左足上がり、右足下がり、
右足上がり、つま先上がり、つま先下がり…
ゴルフ場には自然に出来上がった起伏があり、平坦な場所でしか練習をしていないと思い通りのスイングはできないでしょう。
そこで、レッスンプロに練習場で上達のコツを習った後は、実際にコースに出て実戦経験を積むのがおすすめです。
練習場ではなくコースでプロから受けるレッスンを『ラウンドレッスン』と言います。
目安としては練習場でのレッスンを10回したら、ラウンドレッスンを1回、という感じのペースが良いでしょう。そこまでの頻度でやらなかったとしても、最低でも半年に1回くらいはラウンドレッスンを受けるのがオススメです。
スコアが高い位置で安定していれば受ける必要は無いと思います。が、はじめて間もない初心者であれば、一番初めのラウンドはレッスンプロと一緒に回ることをオススメします。
初コースをプロと一緒に回ることには色々なメリットがあります。ルールはもちろんのこと、コースを廻る際の注意点やポイント、トラブルショットの対応などを一番初めに教えてもらえるからです。
何故、初ラウンドが1番大切なのか?
実際、初ラウンドを回る時には、練習場でのレッスンで教わったことの2〜3割くらいしか出来ないものです。
正直、レッスンの効果を実感できるのは18ホールの全てにおいて、一番最初のティーショットだけだと思います。
ティーショットを打った後は、凸凹だったり茂みがあったりの、コースの中でボールを打つ必要があるので初ラウンドではかなり難儀するでしょう。
真っ平で打てるショットは初めだけですが、ティーショットはとても大切なので、練習の成果を見るためにも悔いを残さず全力で打ちましょう。
そして、セカンドショット、サードショットと続けて打っていく時に、アンジュレーション(起伏)も変わりますので、その時はラウンドレッスンを受けるチャンスです。
平坦な練習場ではなく、起伏のあるコースで、その場その場に合わせてレッスンプロから、教わるのは本当にためになります。
「つま先下がりではスライスしか出ない」
「つま先上がりでは傾斜角度によってクラブを短く持つ」
「そしてフック回転のボールが出る」
といった、本で読んだだけでは実感しづらいテクニックや考え方を実践で覚えることができます。
そして、ルールやテクニック以上に大事なことをコースではプロから学ぶことが出来ます。
それが「マナー」です。
ルール以上に大切なゴルフマナー
ラウンドレッスンでは、ルールやテクニックを覚える必要もありますが、それ以上に「マナー」について重点的に、教えてもらったほうがいいです。
最近始めたばかりのぺーぺーゴルファーは正直な話、マナーが悪い人が多いです。
マナーが悪いというか、お約束がわかっていないという感じですね。
人のボールを間違えて打つ「誤球」
隣のコースに飛んだ時の「声掛け」
ティーショットの時のマナーも然りです。
僕は競技ゴルフにも年2〜3回ほど、参加していますので、ルールもそうですが、マナーをとても大切にしています。
テクニックやノウハウは大事ですが、他のゴルファーに迷惑をかけないようにしたり一緒に回る人と気持ちよく楽しむためにもマナーは絶対に必須です。レッスンプロはゴルフスイングも教えますが、ルールやマナーも教えてもらえます。
ゴルフはサッカーやバスケットとは違い高齢になっても息長く楽しめるスポーツです。しっかりと覚えておく方が長く楽しく続けられると私は感じます。
レッスンは基礎を習うには最適なゴルフ練習法
これまで
- ゴルフスクール(グループレッスン)
- マンツーマンレッスン
- ラウンドレッスン
の3通りのレッスンを紹介しましたが、あなたのレベルに見合うレッスンスタイルは、なんとなく見えてきたでしょうか?
ゴルフのスコアアップを目指すのであれば、僕はやっぱりマンツーマンレッスンを推します。
ゴルフスクールが、わいわい楽しいバスツアーだと考えると、マンツーレッスンは新幹線で目的地まで一直線、というスピード間の違いがあります。
個人的には最速でスコア100を切るための練習方法としては、レッスンプロに教わる以上のアプローチは存在しないと思います。僕はゴルフを始めてから間もない時期からプロのレッスンを受けました。その甲斐もあってか、100切り達成までに1年もかかりませんでした。
僕よりもセンスのある友人はたった3か月で100切りを達成しています。
「100切り達成する為には、トラックの荷台に何台分打てとか」とかネットで書いてあるのを見ますが、僕から言わせればそんなのウソです。
プロやトップアマチュアの選手なら、想像を超える練習量も確かに必要です。が、それが本業ではない一般アマチュアは、数よりも質が大切です。
もちろん数も大事ですが、一回一回の練習の質を高めていくほうが、絶対にスキルアップにつながるのです。
スイングプレーン通りにテイクバックして、そこからインパクトにかけて同じ軌道でクラブを戻すだけシンプルな練習が一番だと僕は考えています。でも、やってみるとこれが1番難しいんです。20年近くこの方法で練習していますが、いまだに難しいと感じています。
調子が悪くなったり、シャンクやスライス、フックなど、打球が定まらない時は、これまでの経験上100%と言っていい程、スイングプレーンが崩れてるのです。
そこにプラスアルファの要因として体重移動だったり、スエーだったり、色々な事が重なりますが。。。
ヘッドアップしないで、スイングプレーンを意識するだけの練習だけで、実際に100切り達成は可能です。
自分にスイングに合ったゴルフクラブで、無駄に遠くに飛ばすことを意識しないで、コースマネジメントをしっかりとやるだけで確実に上達することが出来ます。
それだけをみっちり丁寧に教えてくれる「わかっている」レッスンプロをぜひ探してみてください。頭でわかっていても一人では出来ないことなので、レッスンプロの力を借りるのが一番です。
【実例】悩んだ時のレッスンプロの活用法
ゴルフ練習場へ行って、最高の時に比べ調子が悪く悩んでるのであれば、自己流で解決するのではなく、レッスンプロに見てもらいましょう。
トップレベルのプロゴルファーでさえ、コーチをつけてスイング改良をしてるのに、素人がどんなに自己流でやっても、上達するわけないのです。当然のことですが、スイングを改良している時、スイングは崩れます。
スイングを改良してもいないし、崩れてもいないと感じているのに調子が悪いのであれば、原因として考えられるのは「スイングプレーンが定まっていない」ということです。
では、実際に絶不調時だった私のスイングと、プロのスイングプレーンを写真を見ながら見比べてみることにしましょう。
まずは、プロのスイングからです。
この写真は、スイングプレーンの写真です。
水色の線がテイクバックで、オレンジの線が切り返しからフォロースイングになります。見ての通り、同じ軌道を通ってますよね。これがプロのスイングです。次は、恥ずかしさ満点の僕のスイングプレーン写真です。
もうわかりますよね、笑
2つの間には明らかな違いがあります。
この写真は調子が悪くなって数日後に、レッスンを受け、1球目を打つ時の写真を撮ってもらったときのものです。テイクバックは一応プレーン内に収まってます。
が、切り返しから、クラブが外から出てしまっているので、ボールが捕まらず、こすってスライスする状態になっています。アウトサイドインの典型ですね。
連続写真でもわかりますが、手が外から出てくるのではなく、切り返し後に肩が動いていたのが原因でした。
更に切り返しをして前傾姿勢を保てず、テイクバック時に顔が動いてたので、まともなボールが飛ぶわけありませんね。その後はレッスンを受けながら50球ほど黙々を打ち込みました。
その中でちょっとずつ感触は改善していったので、その日の練習は終了しましたが、2日後にラウンドで、前半49、後半38のトータル87。
決して良いスコアではありませんが後半は何とかレッスンした甲斐もあり良いスコアが出たので一安心。(前半はグリーンが凍って、直接狙ってOB2発、笑)
自分で悩んで、練習しても解らない事がレッスンでは1発でわかることもあります。
2週間後のスイングはどうなったのか?
絶不調時、1月16日の画像と、2月2日のスイングプレーンの写真を実際に見比べてみました。その写真がこれです。
2週間後のスイングはどうなったのか?
絶不調時、1月16日の画像と、2月2日のスイングプレーンの写真を実際に見比べてみました。
その写真がこれです。
左が、1月16日
右が、2月2日の写真です。大きく変わったことと言えば、
- アウトインのスイング軌道が修正された
- 縦ぶりになった
- インサイドアウトの軌道になった
というところですね。
オーバースイングは簡単に治りませんが、これは後日、テイクバック時の肩が、オーバーに入っているのが原因だと判明しました。
少しずつ修正しているのですが、そう簡単に直せるものでもないので、気長にやっていきたいと思います。
まとめ
最速で上達したいのであれば、自分のレベルに合わせたカリキュラムを作成してくれ、自分のタイプに合ったレッスンを行ってくれる、レッスンプロを見つけて教わることが重要です。
調子が悪い時、経験値が多い人ほど、うまく対処してしまうので注意が必要です。(調子が悪い時でもボールに当てることができるため)
昨日まで、調子が良かったのに、翌日になると絶不調になってしまうのも、プロゴルファーの世界ではよくあることです。
ゴルフの醍醐味といえば醍醐味ですね、笑
安定したスコアでラウンドしたいのであれば、独学よりもレッスンプロにお願いするのが最短最速で間違いないです。
一刻も早く100切りをしたいのであればそれ以外の道は無いでしょう。
ただし、レッスンプロのマンツーマンレッスンをみっちり受けるとなるとかなりお財布事情と、相談する必要が出てくると思いますのでご利用は計画的に。
- 「レッスンプロから直接学びたいけど、時間もお金もそこまで余裕はない…」
- 「出来るなら自宅でコッソリ練習して誰にもバレずに上手くなりたい!」
という人は、レッスンのプロ中のプロが、提供しているゴルフ教材を手にとって見るのも僕としてはオススメです。
レッスンプロに払うお金よりも安くすみますし、実際のレッスンで教えているのと同じ内容が格安でゲットすることが出来ます。
売り込みはしませんが、効率よく上達してゴルフ場でヒーローになりたいのであればぜひこちらもチェックしてみてください。
僕のイチオシです。